ペルテス病

ペルテス病Perthes disease)は、大腿骨頭端の近位部の循環障害による原因不明の虚血性壊死である。510歳の男子に好発し通常は片側性である。この頃の骨端核は外側骨端動脈のみで栄養されており、この栄養血管の閉塞が原因とされる。成人の大腿骨頭壊死とは異なり、壊死した骨頭は修復されるものの、修復過程で変形が生じ、後に変形性股関節症の発症につながる。

症状としては、跛行や運動時に見られる軽度の股関節痛、股関節の開排・内旋が障害され外旋位拘縮が見られる。

発症初期には単純X線で変化を認めず、MRIでのみ壊死を確認できる。1年以内で壊死期に進行し、単純X線で「関節裂隙拡大」、「骨端核の扁平化」、「陰影の増強」(Waldenströmの三徴)が見られるようになる。

壊死発生から23年後には再生期に入り、骨端核の分節化、透明部での骨新生や壊死部の修復が行われ、発症から約4年を経て治癒する。

治療は、免荷装具による保存療法が原則で、股関節を外転かつ内旋位に保つ。荷重をかけない状態で歩行を可能にするための様々な装具が考案されている。

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