心房期外収縮(APC)

心房期外収縮(APC)は、洞結節の興奮よりも早期に心房から興奮が出現するものである。心室期外収縮と並んで臨床上多くみられる不整脈であり、加齢とともに頻度が増加する。通常は無症状で良性である。

臨床像

心電図で、洞調律よりも早期にP波が出現し、そのP波の形が正常と異なる。
QRS波は原則として正常だが、房室結節が絶対不応期の場合はQRS波の欠如(ブロックされたAPC)、房室結節が相対不応期の場合はPQ間隔延長、右・左脚が不応期の場合は脚ブロックによるQRS幅延長(心室内変行伝導)がおこる。
PAC(premature artial contraction)ともよばれる。
房室接合部の興奮による期外収縮(接合部期外収縮)とあわせて上室期外収縮ともよばれる。

治療

特に治療を要さない。
自覚症状が強い場合、β遮断薬やNaチャネル遮断薬を用いる。

注目の記事

心室中隔欠損症(ventricular septal defect: VSD)

≪疫学・概念≫ 先天性心疾患は出生児の1%ほどが合併する。心室中隔欠損とは心室中隔に欠損校が存在する奇形である。心室中隔は漏斗部中隔、膜様部中隔、肉柱性中隔、流入路中隔の4部分に分けられ、これらの中 …続きを読む…