腸重積

≪病態≫
口側腸管が肛門側腸管に入り込んで腸管を閉塞する。
同時に腸管を栄養する血管も血液が流れなくなり、腸管の血行障害をきたす絞扼性イレウスとなる。

≪症状≫
突然の腹痛、イチゴゼリー状粘血便、胆汁性嘔吐

≪治療≫
発症後24時間以内の場合、高圧浣腸により非観血的整復術を行う。
発症後24時間以後では、腸管細胞が壊死し、腸管穿孔の危険があるため禁忌となる。
発症後24時間以後の場合や、整復術で改善されない場合は外科的にHutchinson手技を行う。
Hutchinson手技では肛門側から腸管を順に押し出していく。

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