クラミジア結膜炎

トラコーマはChlamydia trachomatisによる結膜炎で、結膜と角膜を侵すが、現在日本では激減している。
最近では、STDとして発症し、トラコーマとは異なる型のtrachomatis の血清で発症する封入体結膜炎が増加している。

臨床


  • 封入体結膜炎では、急性濾胞性結膜炎の形をとり、
  • 多量の膿性眼脂と耳前リンパ節の腫脹・圧痛を認める。
  • 封入体結膜炎は産道感染によって新生児に感染することがあるが、リンパ組織が未熟なために、濾胞形成、耳前リンパ節の腫脹はみられない。

診断


  • 結膜擦過塗抹標本May-Giemsa染色にて封入体(Prowazek小体)が認められる。
  • 近年では、抗原検出用の診断キットを用いることが多い。

治療


  • テトラサイクリン系、マクロライド系、キューキノロン系の点眼を行う。

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