舌乳頭
糸状乳頭
舌全体に密に分布する。上皮は角化する重層扁平上皮で、この部位には味蕾は見られない。糸状乳頭の尖端は角化している
茸状乳頭
上皮は角化せず層構造も薄いので、肉眼的に赤味帯びて見える。ごく少数の味蕾が認められる。
葉状乳頭 舌後方の側縁に沿って存在し、他の部位には存在しない。一般にヒトではあまり発達しない上に、個人差も大きい。角化しない上皮中の側壁に多くの味蕾を含む。
有郭乳頭
分界溝の直前にのみ存在する。最も大きな乳頭であり、角化しない上皮層に多くの味蕾を持つ。乳頭直下の固有層あるいは筋層には、多くの粘液腺に混じって純漿液腺が存在する。これはエブナー腺と呼ばれ、その導管は有郭乳頭を取り巻く溝の底部に開口する。
味細胞
味を見分ける細胞。5種類あり、それぞれ塩味、甘味、酸味、苦味、うまみに対応している。
支持細胞
味蕾を支える細胞。
基底細胞
味蕾の奥深くに存在する細胞。これが成長して支持細胞になるといわれている