偽痛風

≪病態≫
ピロリン酸カルシウム塩Ca2P2O7・H2Oが関節腔内に析出し、関節軟骨に障害をきたす。高齢者に好発するが性差はない。
関節破壊は目立たず、骨の打ち抜き像も認められない。
関節穿刺によりピロリン酸カルシウムの結晶を証明して、診断確定となる。

≪症状≫
好発部位は膝の半月板、股、肘などの大関節であり、急性関節炎となる。

≪治療≫
関節穿刺を行い、関節内の結晶および白血球を洗浄除去する。
疼痛発作時にはNSAIDs投与。

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