脱顆粒抑制剤

 抗アレルギー薬の一種。マスト細胞の脱顆粒を抑制し、アレルギー疾患の際にマスト細胞からの炎症性物質の遊離を抑制する薬剤。古くから利用されている薬であるが、詳細な薬理メカニズムはまだ判明していない。クロモグリク酸ナトリウム(インタールなど)、トラニラスト(リザベン)等が知られる。またトラニラストはケロイドの治療薬としてもしられることは興味深い。

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急性尿細管壊死(ATN:acute tubular necrosis)

〈概念〉 ・ 腎虚血や、腎毒性物質によって尿細管上皮が壊死性変化を起こした状態。 ・ 急性腎不全の原因として最も多い。 ・ 成因として、血流障害あるいは尿細管上皮に対する直接の障害が考えら …続きを読む…