吹き抜け骨折

眼窩部の鈍的外傷などで、急激に眼窩内圧が上昇して起こる眼窩底の陥没骨折である。眼窩下壁に多い。

症状


眼窩結合組織が骨折部位に落ち込むことにより、上下方向の眼球運動障害(上転障害が多い)。複視、眼球陥凹、頰部感覚鈍麻などを生じる。
上転障害は、眼窩脂肪組織が骨折線に挟まり、下直筋の運動を制限することで起きる。

検査


頭部CTや眼窩単純X線(Waters法)が有効。また、牽引試験(forced duction test)により機械的な眼球運動障害を確認する。

治療


落ち込んだ眼窩内容物を整復する。

注目の記事

dermoid cyst(成熟嚢胞性奇形腫)

≪概念≫ dermoid cystは成熟した三胚葉成分から構成される。嚢胞は重曹扁平上皮でできた強靭な嚢胞壁で覆われ、正常卵巣とは明確に区別される。嚢胞の一部は皮脂、毛髪、歯牙、骨、軟骨、神経組織、 …続きを読む…