手掌・口感覚症候群
一側の手掌と同側の口周囲に同時に生じる感覚障害(しびれ感,自発痛など)。
本症候群を示しうる病変部位は
視床後腹側核の一部
中脳,橋の内側毛帯
内包・半卵円中心境界部(感覚放線)
頭頂葉弁蓋部の大脳皮質病変
の4者があり、視床の小梗塞による場合が大部分を占める。手および口周囲の感覚障害の分布は症例によって若干異なる。まれに、同側の下腿にも感覚障害を伴う場合があり、手掌・口・下腿症候群と呼ばれる.