皮膚線維腫

結合組織系の良性腫瘍である。
四肢に好発する。
弾性硬でレンズ状に触れる褐色調から赤褐色の小結節である。
抗CD34染色は陰性で、抗factor XIlla染色は陽性である。

臨床


  • 四肢に好発する、皮面よりわずかに隆起する褐色調から赤褐色の小型(1cm以内)の結節である。
  • 弾性硬でレンズ状に触れ、痛みを伴うことがある。
  • 側方から圧迫すると、病変部が陥凹する(dimpling sign)。

病理


  • 被覆表皮は肥厚し、基底層のメラニンが増量している。
  • 真皮内に卵円形もしくは紡錘形の細胞が、平行あるいは錯綜して束状に増殖し、細胞間は膠原線維により埋められる。
  • 細胞成分に富むものから、硬化が強く細胞成分が乏しいものまでさまざまである。

診断


  • 免疫染色で、多くの細胞はCD34が陰性、factor XⅢaが陽性所見を示す。
  • 隆起性皮膚線維肉腫との鑑別を要する。隆起性皮膚線維肉腫の場合、病変は2cm以上に增生する。

治療


  • 腫瘍辺縁で切除する。

経過・予後


  • 適切に切除すれば再発はない。

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