胎児循環
胎児は胎盤でガス交換を行っており、肺へはほとんど血液が流れないため、新生児と循環経路が異なる。
胎児循環では、動脈管、静脈管、卵円孔の3つの短絡路が肝臓および肺を迂回して、心臓・脳に動脈血を多量に運ぶことが特徴的である。
胎児循環では、動脈管、静脈管、卵円孔の3つの短絡路が肝臓および肺を迂回して、心臓・脳に動脈血を多量に運ぶことが特徴的である。
≪疫学・概念≫ 先天性心疾患は出生児の1%ほどが合併する。心室中隔欠損とは心室中隔に欠損校が存在する奇形である。心室中隔は漏斗部中隔、膜様部中隔、肉柱性中隔、流入路中隔の4部分に分けられ、これらの中 …続きを読む…