腎細胞癌

定義:腎臓の近位尿細管に由来する上皮性悪性腫瘍で、組織学的には淡明細胞癌が最も多い。血尿、側腹部痛、腹部腫瘤は古典的3徴とよばれるが、現在では無症状のうちに健診などで発見されることが多い。

疫学:50~60歳代の男性。

症状:無症状。もしくは、発熱、全身倦怠感、貧血、体重減少、肉眼的血尿、腰背部痛、腹部瘤

検査:血液検査でCRP↑、赤沈↑、LDH↑、Ca↑、ALP↑
   超音波検査で腎臓に腫瘤を認める。
   造影CT検査で、動脈相で高吸収、実質相や排泄相で低吸収を呈する腫瘤を認める。

注目の記事

眼内レンズ縫着術

眼内レンズ縫着術 概念:眼内レンズを挿入する場合には嚢内固定、嚢外固定の両手技があるが、水晶体全摘出術を行なったり、チン氏帯が高度に断裂した場合には水晶体嚢による眼内レンズの支持が得られないため、毛様 …続きを読む…