腸過敏性症候群(IBS: Irritable Bowel Syndrome)

≪病態≫

腸に器質的疾患はないが、便通異常と腰痛が続く、大腸の機能的疾患。思春期、中年の女性に多い。ストレスの多い30代の男性にもしばしばみられる。

≪症状≫

腹痛を伴う便通異常。体重変化、血便などはなし。

≪検査≫

内視鏡所見、注腸造影、吸収機能検査は全て正常。

≪治療≫

まず、精神心理的治療や全般的な日常生活の改善指導。

 

注目の記事

dermoid cyst(成熟嚢胞性奇形腫)

≪概念≫ dermoid cystは成熟した三胚葉成分から構成される。嚢胞は重曹扁平上皮でできた強靭な嚢胞壁で覆われ、正常卵巣とは明確に区別される。嚢胞の一部は皮脂、毛髪、歯牙、骨、軟骨、神経組織、 …続きを読む…