Charcot関節

痛覚や深部知覚などの感覚障害によって、関節痛を自覚しにくく関節を酷使してしまうために高度の関節破壊が生じる疾患。

膝関節に生じることが多いが、糖尿病由来の場合は足関節に多い。

基礎疾患としては糖尿病が最多。他に脊髄癆や脊髄空洞症などがある。

【症状など】
自覚所見に乏しく、疼痛はみられないか、軽度である。

関節腫脹、多量の関節液貯留、熱感、骨棘形成、変形などの関節所見を認める。

単純X線写真にて、関節部の広範かつ高度な破壊像と骨硬化像がみられる。

関節破壊が高度であるにもかかわらず、医療機関への受診歴が少ないのが特徴。

【治療】
装具治療、関節固定術を行う。



注目の記事

急性尿細管壊死(ATN:acute tubular necrosis)

〈概念〉 ・ 腎虚血や、腎毒性物質によって尿細管上皮が壊死性変化を起こした状態。 ・ 急性腎不全の原因として最も多い。 ・ 成因として、血流障害あるいは尿細管上皮に対する直接の障害が考えら …続きを読む…