もやもや病(Moyamoya-disease)

≪病態≫

Willis動脈輪に狭窄が両側性にみられ、側副血行路として小動脈の拡張がみられる。

≪疫学≫

日本人に多い。

≪症状≫

小児と成人で発症形式が異なる。

小児:過呼吸時などに一過性の脳虚血症状をきたす。(運動麻痺、言語障害、痙攣)

成人:小動脈の破綻による、くも膜下出血、脳出血で発症する。

≪検査≫

両側内頚動脈、椎骨動脈造影:ACAMCAの狭窄を認め、もやもや血管がみられる。

頭部MRI:もやもや血管がflow voidとなる。

脳波:過呼吸でbuild upre-build upがみられる

≪治療≫

バイパス術として、SMA-MCA(浅側頭動脈-中大脳動脈)吻合術がある。外頸動脈系である浅側頭動脈から中大脳動脈に血流を流す。

注目の記事

角膜ヘルペス

症状 違和感、流涙、結膜充血、眼瞼浮腫。 炎症の程度、部位により、視力低下も訴える。 所見 上皮型の場合、角膜上皮に特徴的な樹枝状潰瘍を生じる。 実質に炎症が波及すると、角膜混濁、前房内炎症を認め …続きを読む…