アザン染色

目的
膠原線維と筋線維を染め分ける染色法。
原理
酸性タール色素の重染色(配合染色)
酸性色素の分子量(分散度)の差に基づく方法であり、分子量の小さい色素は密な組織に、分子量の大きい色素は粗な組織に吸着されることを利用している。
膠原線維は粗構造で間隙が広く、筋線維では密構造で間隙が狭い。
負電荷小色素分子のアゾカルミンG、オレンジGは密構造に入りやすく内面を密におおう。
アニリン青は、一部正帯電のNH3基をもち親水性に乏しいので吸着性が大きく、広い間隙に入り小色素分子を押し退けて定着する。

注目の記事

角膜ヘルペス

症状 違和感、流涙、結膜充血、眼瞼浮腫。 炎症の程度、部位により、視力低下も訴える。 所見 上皮型の場合、角膜上皮に特徴的な樹枝状潰瘍を生じる。 実質に炎症が波及すると、角膜混濁、前房内炎症を認め …続きを読む…