コロラドダニ熱
概要
コロラドダニ熱は、マダニの1種に噛まれて伝染するウイルス感染症である。この種のダニはモリダニと呼ばれ、アメリカでは通称ロッキーマウンテン・ウッドチック(モリダニ)と呼ばれる。コロラドダニ熱は、アメリカでは「モリダニ熱」または「アメリカ・モリダニ熱」と呼ばれることもある。
疫学
コロラドダニ熱は、コロラドで最もよく見られ、米国西部とカナダ以外で起こることはありません。コロラドダニ熱の発症率は、2月から10月に最も高く、90パーセントは、4月から7月に起きる。
症状
ダニに噛まれて3日から6日以内に、発熱、悪寒、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が起こる。ほとんどの場合、症状は10日以内に解消し、大部分の患者が完全に回復する。
その他の症状には
眼の奥の痛み
羞明
筋肉痛
皮膚の痛み
食欲不振
腹痛
全般的な脱力感と疲労感
時折見られる軽い発疹などがある。
合併症としては、髄膜炎、脳炎および出血熱などがある。コロラドダニ熱で死亡することはまれである。
診断
補体結合検査、免疫蛍光検査、ポリメラーゼ連鎖反応法などが行われる。
治療
ほとんどの場合、治療は解熱剤と鎮痛剤を用いた対症療法である。
診断
補体結合検査、免疫蛍光検査、ポリメラーゼ連鎖反応法などが行われる。
治療
ほとんどの場合、治療は解熱剤と鎮痛剤を用いた対症療法である。