サイロキシン

サイロキシンは甲状腺ホルモンの一種であり、甲状腺濾胞内においてサイログロブリンとヨードから合成される。甲状腺外におけるサイロキシンのうち遊離しているのはわずか0.01%で、残りは全てアルブミンなどのタンパク質と結合して存在しているが、細胞内に入ることができるのは遊離サイロキシンだけである。

体内におけるサイロキシンの半減期は8日間であり、成人の一日サイロキシン産生量は80μgである。
サイロキシンの標的臓器は全身の細胞であり、代謝促進の働きをする。
トリヨードサイロニンと比べて存在量は多いが薬理作用は弱い。

注目の記事

破嚢

後嚢破損 超音波水晶体乳化吸引術が普及した現在、後嚢破損の発生率は施設間、術者間の差はあるが約3%と言われる。逆にどんな名人でも破嚢のリスクはゼロではない。その後の適切な対応によって、術後の視機能は良 …続きを読む…