スポーツ傷害と処置

スポーツ傷害と処置

スポーツ専門外来では、筋肉、肩の炎症・捻挫、靭帯、半月板、軟骨の怪我が多い。
運動を続けると、内出血腫れが増強し、血液やリンパの巡回障害を起こす。

■発育期のスポーツ障害

 成長期の骨には成長する骨端線がある。骨が柔らかく、繰り返す外力に弱い
 筋肉や腱は柔らかいが、付着している骨の剥離骨折が起こりやすい
 使いすぎによるスポーツ障害に注意(疲労骨折など)
 運動前後のストレッチングが障害予防に有効である。
 筋腱炎の治療として、運動負荷の軽減とストレッチングを行う

■外傷の救急処置

足関節捻挫は5%後遺症を残し、よく起こる怪我。
応急処置によって治療期間が確実に短縮。(冷やして心臓より挙上。1/2になる。)

 RICE処置(内出血や腫れを最小限に食い止める)

 R:Rest 安静

 I:Ice 氷で冷やす
 C:Compression 圧迫
 E:Elevation 心臓より高く挙上する

■治療

・競技活動の制限 スポーツ中止させないこと
・リハビリ PT,OT
・装具療法 靴の中敷、固定装具、ギプス、テーピング
・薬物療法 内服、湿布、軟膏、注射
→効果なかったら手術療法

注目の記事

白内障

病態 白内障とは、眼球内の水晶体が混濁する疾患です。水晶体混濁の増加は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加が指摘されています。白内障で最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。年代 …続きを読む…