パーキンソン病のリハビリ
リハビリ体操
パーキンソン病は、体や手足が動きにくくなる病気です。
筋肉や関節を動かす体操をして、いつまでも快適な生活を送りましょう。
◎顔の体操
・ひたいにしわを作る
・目を強く閉じたり、開いたりする
・舌を出して左右に動かしたり、口のまわりをなめる動作をする
・「あ」、「え」、「い」、「お」、「う」と大きな声で発声練習をする
◎首の体操
※首の悪い人はやめて下さい
・首を前後左右に倒したり、軽く回したりする
◎手と腕の体操
・手をにぎったり、開いたりする
・指で数をかぞえる
・手首をぐるぐる回す
・編み物や折り紙など細かい手仕事をする
・両腕を水平に開いたり、下ろしたりする
・肩を上げたり下ろしたりする
◎体の体操
・座った姿勢で体をゆっくりと左右にまわす
(できる人は両手を頭の後ろで組んで下さい)
・四つばいになって、右手と左足(左手と右足)を同時に前後にのばす
(体のつり合いを取る気持ちでやって下さい)
※腰の悪い人は気をつけて下さい
・寝た姿勢で腰から下を左右にゆっくりひねる
◎立ち上がり
・手でしっかりしたものをつかんだまま、しゃがんだり、立ったりする
・いすから立ち上がったり、いすに座ったりする
(いすの端まで体をずらしてから立ち上がると楽です)
(人に手伝ってもらうときは、立ち上がるときに背中を押してもらうようにして下さい)
◎歩く練習
・手を大きく前後にふって歩く
・膝を高くあげるようにして歩く
・床にテープで目印をつくって、それをまたぐつもりで歩く
◎姿勢
・鏡を見て、体が前かがみになっていないか気をつける
・背中を柱や壁につけ、まっすぐ立つ練習をする
◎方向転換
※転ばないように気をつけて下さい
・両足を少し開いて立ち、片方の足をゆっくりあげ、体の向きを変える練習をする
◎足の体操
・足の指を曲げたり伸ばしたりする
・いすに座ったまま、足のうらで、棒や玉を転がす