水晶体起因性ぶどう膜炎

≪病態≫ 外傷・白内障手術など、何らかの要因によって水晶体たんぱくが房水に流出、それがもとになり 炎症が発生する。

≪所見≫ 毛様充血、虹彩炎、角膜後面沈着物。高眼圧をきたすことが多い。 炎症が強い場合には、後眼部にも波及する。

≪治療≫ 水晶体たんぱくの除去を手術的に行う(前房洗浄) ステロイド点眼、内服。眼圧上昇があれば、β遮断薬点眼など。

≪鑑別≫ Toxic lenz syndrome , 過熟白内障による水晶体融解緑内障 交感性眼内炎など

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