ブドウ球菌熱傷様皮膚症候群(SSSS:staphylococcal scalded skin syndrome)

《病態》
黄色ブドウ球菌の外毒素であるexofoliatinの直接作用またはアレルギー機序により、全身皮膚の発赤、腫脹および弛緩性水疱が急に発現する。
《疫学》
6歳以下。特に0~3歳に多い。
《症状》
眼・口周囲の発赤・放射状亀裂、Nikolsky現象(+)、好中球増加
《治療》
抗菌薬、必要に応じて補液などによる全身管理

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熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…