リンパ浮腫

リンパ液の滞留が原因で四肢に発生するむくみ。子宮癌、卵巣癌、乳癌に対する外科的手術で、腋や骨盤内のリンパ節を切除することで発生する後天性のものが大多数で、術後10年以上経って発生する場合もある。重篤な場合は四肢が大きく腫脹したり、歩行困難や象皮症を合併することがある。
≪分類≫
1.特発性(1次リンパ浮腫):先天性リンパ浮腫、早発性・遅発性リンパ水腫
2.続発性(2次リンパ浮腫):閉塞性、炎症性(フィラリア糸状虫etc)、医原性(手術、放射線治療など)
≪治療≫
まず保存的治療を行う
⇒患肢の拳上、弾性ストッキングの着用、マッサージ療法
保存療法で効果がなければ、患肢の皮下組織、筋膜を切除し、うっ滞した皮下リンパ液を筋肉内へ流す方法が行われる。

注目の記事

網膜色素上皮

網膜色素上皮;retinal pigment epithelium: RPE: 色素上皮 視細胞のメンテナンスに重要な細胞で、いわゆるブルフ膜を基底膜とする単層の立方上皮細胞であり、相互間はtight …続きを読む…