神経繊維腫症

神経線維腫症1型(von Recklinghausen病)

遺伝子異常:17q11.2(neurofibromin)

頻度:1/4,000

皮膚症状:<出生~学童期> cafe-au-lait斑(ほぼ100%)

          <小児>雀卵斑様色素

          <思春期以降>皮膚神経線維腫

主な脳腫瘍:視神経膠種

眼病変:虹彩過誤腫

その他の症状:軽度知能障害、骨の変形・骨折、他臓器の腫瘍

治療:対症療法

予後:良好から死亡まで様々

 

<神経線維腫症2型>

遺伝子異常:22q12(merlin)

頻度:1/50,000

皮膚症状:欠如またはわずか

主な脳腫瘍:聴神経腫瘍 (両側)、三叉神経鞘腫、髄膜腫など

眼病変:若年性白内障

治療:腫瘍切除

予後:神経症状の改善は困難

注目の記事

熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…