全色盲

錐体機能が著しく障害されるが、杆体機能は正常に保たれる。

杆体1色型色覚、錐体機能不全症という。

錐体機能の程度により、完全型と不全型に分類される。

 

 

≪遺伝≫

常染色体劣性遺伝。

 

 

≪症状≫

低視力、眼振、色覚異常、羞明。

完全型では視力は0.1以下で、scotopic軸を伴った強い色覚異常。

不全型では

視力は0.30.7。色覚異常も軽度。

 

 

≪所見≫

中心窩の反射が減弱する程度のものから、明らかな委縮をしめすものまで様々。

 

 

≪検査≫

視野 中心部の感度低下。

ERG 杆体応答は正常だが、錐体応答、フリッカーERGは著しく減弱。

注目の記事

幽門側胃切除術

幽門側胃切除術の適応は術前診断でN0(リンパ節転移なし)のStageⅠAで胃の中部(M)下部(L)に存在する胃癌が適応となる。正中切開にて上腹部開腹し、転移の有無を確認するため、膀胱直腸窩、左横隔膜下 …続きを読む…