海馬の機能

海馬が破壊されると、重篤な順向性健忘症になる。すなわち脳損傷以前の記憶は残っているが、脳損傷以降の記憶が失われる、ただし、失われる記憶は、長期記憶のうち陳述記憶であり、したがって、損傷以降のエピソード記憶と意味記憶が不可能になる。逆に非陳述記憶は可能であり、プライミングや手順記憶、条件付けなどは可能である。また、短期記憶も温存される。
従って、海馬は短期記憶から長期記憶に変換し、固定する役割の一部を担っていると考えられる。

注目の記事

遺伝子解析ソフトウエア

定義 遺伝子研究を行う際のツール。プラスミド作成、プライマー作成、DNAシークエンス等で欠かせないソフトウエア。最近ではフリーのものも多く出回るようになってきた。またこれまではMac環境でないとつか …続きを読む…