真菌性角膜炎
真菌性角膜炎(fungal keratitis) もしくは角膜真菌症(keratomycosis)
病態
真菌による感染性角膜炎。
原因菌
酵母菌:カンジダ(C. albicansなど)
糸状菌:フザリウム、アスペルギルス
治療
抗真菌薬の局所・全身投与。局所薬で、日本で市販されているのはピマリシン(点眼・眼軟膏)のみ。 ちなみに中国ではフルコナゾールの点眼が市販されている。そのため、注射剤(ミコナゾール、フルコナゾール、ミカファンギン)から自家調整して点眼を作成する必要がある。外科的治療としては治療的角膜移植がある。
視力予後
糸状菌による角膜炎は、薬物に対する反応が緩徐であるため、時に角膜穿孔などを引き起こす。