瞳孔異常
瞳孔の大きさと形、対光反応と近見反応の観察を行った際に異常がみられることをいう。虹彩を含めた形態の異常と、瞳孔の静的な異常、動的な(瞳孔運動の)異常がある。
散瞳のみられる疾患などには以下のものがある。
散瞳薬使用、眼球打撲、急性緑内障発作、Adie症候群、痙性散瞳(Basedow病、視床下部・中脳・延髄・脊髄の腫瘍や炎症)、動眼神経麻痺など
縮瞳のみられる疾患などには以下のものが挙げられる。
縮瞳薬使用、虹彩毛様体炎、痙性縮瞳(橋出血・腫瘍など)
他の記事
注目の記事
急性尿細管壊死(ATN:acute tubular necrosis)
〈概念〉 ・ 腎虚血や、腎毒性物質によって尿細管上皮が壊死性変化を起こした状態。 ・ 急性腎不全の原因として最も多い。 ・ 成因として、血流障害あるいは尿細管上皮に対する直接の障害が考えら …続きを読む…