胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープ
polyp of gall bladder胆嚢の中に発生した隆起状の病変。ほとんどが良性のコレステロールポリープで、途中で脱落して消失することもある。直径が10mmを超えると悪性腫瘍の可能性が高く、超音波検査に加えて、造影CT検査や外科的な切除術を要する。
症状
ほとんどは無症状、胆石を併存する症例では胆嚢炎症状を呈することがある。
診断
大部分はコレステロールポリープ、乳頭型腫瘍(胆のうがん)との鑑別が困難であるが、高齢、有症状、径10mm以上のポリープでは、胆のうがんの可能性が高いため、手術で確定診断を得ることが重要である。
治療
有症状、径10mm大以上では、胆嚢摘出術の適応となる。