複視
物が二重に見える状態をいう。
臨床
- 眼球運動麻痺によって起こるものの他に、吹き抜け骨折(外眼筋の絞扼などによる垂直方向での複視)や眼球偏位などが挙げられる。
- 複視をきたす疾患としては、動眼神経麻痺、滑車神経麻痺、外転神経麻痺、眼筋麻痺(重症筋無力症、外眼筋ミオパチー)、核間麻痺、開散麻痺、輻輳麻痺、眼科腫瘍などがある。