運動視・形態視

下頭頂小葉を破壊すると物体の相対的な位置関係が分からなくなる。一方、下側頭葉を破壊すると、物体の弁別の障害が起こる。これらのことから、視覚情報処理には、異なる種類の情報が別々に処理される、並行性があることがわかり、動き、位置、空間情報は視覚野から頭頂葉へ向かう背側経路、形、色彩、形態情報は視覚野から側頭葉へ向かう腹側経路を通って並行的に処理されていることが分かる。

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熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…