電気性眼炎

溶接や殺菌灯の紫外線によって起こる、びまん性の表層角膜炎である。
スキーや雪山登山によって起こるものは雪眼炎(ゆきめ)と呼ばれる。

症状



光線暴露後6〜24時間で発症し、眼痛、流涙、羞明を認める。
結膜は充血し、点状表層角膜炎を呈し、フルオレセイン染色にて角膜表面が微細点状に染まる。

治療



1〜2日で自然治癒する。
自然治癒を防げないように抗菌薬の点眼を行う。
虹彩炎や角膜浮腫が強い場合には、ステロイド、散瞳薬(アトロピンなど)の点眼を追加する。

注目の記事

角膜ヘルペス

症状 違和感、流涙、結膜充血、眼瞼浮腫。 炎症の程度、部位により、視力低下も訴える。 所見 上皮型の場合、角膜上皮に特徴的な樹枝状潰瘍を生じる。 実質に炎症が波及すると、角膜混濁、前房内炎症を認め …続きを読む…