アスピリン喘息

〈概念〉

アスピリンをはじめとする酸性NSAIDsの服用により誘発される喘息。副鼻腔炎・鼻ポリープの合併が多い。

アラキドン酸は、シクロオキシゲナーゼ(cox)の作用によりプロスラグランジン、リポキシゲナーゼの作用によりロイコトリエン(気管支収縮作用あり)になるが、アスピリンがcoxを阻害することにより、ロイコトリエン産生が増加することによる。

〈誘因〉

感冒薬・鎮痛薬服用後(アスピリンなどの酸性NSAIDs

〈症状〉

気道狭窄→強い呼吸困難、喘鳴、チアノーゼ

〈検査〉

動脈血ガス:PaO2↓、PaCO2↑、pH↓(呼吸性アシドーシス)

〈治療〉

酸性NSAIDsからの回避が重要である。

発作時には、β2刺激薬(またはアドレナリンの皮下注)が第一選択。ついで、テオフィリン、ステロイド薬を使用する。

減感作療法を行うこともある。

ただしステロイドのうちコハク酸エステル型のものはアスピリン喘息の悪化を誘発する恐れがあるため、リン酸エステル型ステロイドを使用する。

注目の記事

エナメル質

エナメル質 エナメル質…歯冠象牙質の表面を覆う、人体で最も高度に石灰化した上皮組織である。人体では唯一の外胚葉由来の上皮性石灰化組織でほとんど無機結晶から構成され、細胞成分を全く含まない。完成した歯 …続きを読む…