イチゴ(苺)状血管腫

未熟な毛細血管内皮細胞の増殖により、主に顔面に赤色隆起性の腫瘤を生じる疾患である。

臨床


  • 顔面などに赤色隆起性の腫瘤が生じる。
  • 生後1~3週頃に発生し急速に増大、6ヵ月~1年で最大となるが、学童期までに自然消褪する。

治療


  • 経過観察が原則である(wait & see policy)。
  • 腫瘤による視力障害や気道圧迫をきたす場合には、ステロイド内服などを行う。
  • 早期に色素レーザを用いることもある。

注目の記事

熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…