ヒ素中毒

<発生職場>

銅精錬所の鉱石の焙焼工程で曝露が大きかった。

<侵入経路>

経口・経気道・経皮

<中毒機序>

SH基酵素阻害作用

<症状>

・急性中毒では消化器粘膜腐食による胃疝痛、下痢。循環器症状でや脳浮腫もある。大量曝露で発熱、食欲不振、肝腫、黒皮症など。

・慢性中毒では、

①皮膚症状:接触皮膚炎、ヒ素疹、Mees線(爪の白線)、ヒ素角化症、ヒ素黒皮症、Bowen病

②呼吸器症状:鼻中隔穿孔、肺癌、胸痛、慢性気管支炎症状

③神経症状:末梢神経障害

④その他:溶血・再生不良性貧血、消化器症状(やせ)、肝障害、肝血管肉腫

<早期発見の検査>

尿中ヒ素・毛髪中ヒ素の定量(長年経過しても検出される。蓄積性あり)

<治療>

ジメルカプロール(筋注)、呼吸障害には酸素吸入、対症療法

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