中心性漿液性脈絡網膜症

ストレスの多い中年男性に多く生じる原因不明の疾患である。

症状

  • 突然の片側性の視力低下、中心暗点、変視症(物が歪んで見える)、小視症(物が小さく見える)を呈する。
  • 黄斑部網膜の限局性剝離のために眼軸が短くなり、遠視傾向となる。

検査、診断
  • 眼底検査にて、黄斑部に円形の漿液性網膜剥離がみられる。
  • 蛍光眼底造影にて、色素の漏出点が確認される。


治療

  • 3〜6ヵ月で自然治癒することが多い。漏出点をレーザー光凝固することで治癒期間は短縮する。ただし、視力低下を招くため黄斑部に対してはレーザー光凝固は行わず、循環改善薬を用いる。
  • ステロイドは無効であり本疾患のリスクファクターにもなる。

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