ないとう・じゅしちろう
医師(小児科)
(1906-2007)
熊本県生まれ。東京帝国大学医学部を卒業後、日本赤十字中央病院小児科部長を経て、愛育病院院長、日本小児科学会会長を歴任。1989年に「育児の原理」を出版し、ベストセラーとなり、英語・中国語にも翻訳された。乳幼児の治療と検診、育児知識の普及に努め、「育児学の神様」とも呼ばれ、1992年には日本人として初めてシュバイツアー博愛賞を受賞した。
漫画家の手塚治虫、アップリカ社の創業者葛西健蔵と共に、「あたたかい心を育てる運動」を提唱し、1997年には育児事業の発展に貢献した団体や個人を表彰する「内藤寿七郎国際育児賞」が創設された。