収縮性心膜炎(constritive pericarvitis)


心外膜が石灰化することによっておこる。原因としては特発性、ウイルスや結核菌による心膜炎が多い。所見としては拡張障害による頻脈と脈圧低下、右心不全症状、呼吸困難、吸気時増悪(クスマウルサイン、奇脈)と心タンポナーデと同じである。聴診では石灰化した心膜が心臓にぶつかる心膜ノック音が聴取される。X線では心膜石灰化が認められ、右室圧曲線ではdipplateau patternを認める。治療としては心膜の石灰化している部分を外科的に切開する。



注目の記事

エナメル質

エナメル質 エナメル質…歯冠象牙質の表面を覆う、人体で最も高度に石灰化した上皮組織である。人体では唯一の外胚葉由来の上皮性石灰化組織でほとんど無機結晶から構成され、細胞成分を全く含まない。完成した歯 …続きを読む…