術後の発熱

術後にみられる発熱の原因としては大きな分類としては、
1、感染症 2、治療関連 3、その他の大きく三つにわかれる

1、感染症
感染症の種類としては、創部感染症、尿路感染症、気道感染症、カテーテル関連感染症
偽膜性大腸炎などが考えられる。

2、治療関連
治療関連で発熱に関係するものとして、手術侵襲によるもの(侵襲度が高いものほど発熱きたしやすい、
また術後48時間以内の発熱の大半の原因でもある)
薬剤熱(抗菌薬によるものが多い)、輸血(新鮮凍結血漿でもおこりうる)

3、その他
そのほかのものとして、アルコールや抗不安薬からの離脱症候群、術後血栓症(心筋梗塞、DVT、肺塞栓症、血栓性静脈炎など)
甲状腺や副腎クリーゼ、無石性胆嚢炎、偽痛風などがある。

注目の記事

色素上皮剥離

pigment epithelial detachment :PED 検査所見 眼底像 色素上皮層の隆起として検眼鏡的に判別できるが、小さいものなどまれにポリープ状脈絡膜血管症 (PCV)のorga …続きを読む…