多嚢胞性卵巣症候群
<概念>
両側卵巣の多嚢胞性腫大に、無月経・不妊などえお伴う疾患
<疫学>
頻度は排卵障害の1割以上を占める。10~30代に多い。
<症状>
・月経異常
・不妊
・男性化徴候:多毛、にきび、低音化
・肥満
・インスリン抵抗性
<検査>
LH基礎値↑、FSH基礎値→
血中男性ホルモン↑
経膣超音波検査で卵巣の肥大と多数の嚢胞
<治療>
・肥満がある場合はまず減量。
・挙児希望がある場合は排卵誘発を目的としてクロミフェン療法。クロミフェン療法無効例にはゴナドトロピン療法。それでも無効の場合は腹腔鏡下卵巣多孔手術。