後発医薬品
特許の有効期間が切れた医薬品の総称。新薬を製品化するには、巨額の研究開発費がかかり、製薬会社は特許取得後に、薬品の販売価格にこの費用を上乗せする。後発医薬品は、ジェネリック医薬品または俗語でゾロと呼ばれるが、価格は新薬の30-70%であり、厚生労働省は国民医療費の20%を占める薬剤費を削減するため、後発品の処方を増やすよう政策誘導を行っている。具体的には、2008年4月から、医療機関が発行する処方箋の様式が改定され、「後発薬への変更不可」という保険医の署名がなければ薬局で後発薬への変更が可能になる。