急性心膜炎

原因としてはコクサッキーB群ウイルスの感染が最も多い。SLEなどの膠原病や尿毒症、AMIからのDressler症候群などによるものもある。症候としては感冒症状、深呼吸や臥位で増悪する胸痛がある。聴診所見では高調の心膜摩擦音が聞こえ、心音は減弱する。エコーでは心のう液の貯留がみられる。心電図では広汎なST上昇が認められる。治療としては安静にし、NSAIDs内服を行う。

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熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…