急性心膜炎

原因としてはコクサッキーB群ウイルスの感染が最も多い。SLEなどの膠原病や尿毒症、AMIからのDressler症候群などによるものもある。症候としては感冒症状、深呼吸や臥位で増悪する胸痛がある。聴診所見では高調の心膜摩擦音が聞こえ、心音は減弱する。エコーでは心のう液の貯留がみられる。心電図では広汎なST上昇が認められる。治療としては安静にし、NSAIDs内服を行う。

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急性尿細管壊死(ATN:acute tubular necrosis)

〈概念〉 ・ 腎虚血や、腎毒性物質によって尿細管上皮が壊死性変化を起こした状態。 ・ 急性腎不全の原因として最も多い。 ・ 成因として、血流障害あるいは尿細管上皮に対する直接の障害が考えら …続きを読む…