悪性リンパ腫

≪病態≫
リンパ節やその外でリンパ組織の細胞が腫瘍化したもの。
≪症状≫
頸部リンパ節の圧痛を伴わない腫脹を気づかれることが多い。
発熱、盗汗、体重減少がB症状(分類参照)としてみられる。
≪検査≫
LDH↑、可溶性IL-2受容体抗体↑、CRP↑
進展度を調べるため、CTや核医学検査が施行されるが、確定診断はリンパ節生検による。
≪分類≫
病気分類としてはAnn Arbor分類が用いられ、
StageⅠ:1つのリンパ節領域もしくは1つの非リンパ組織の浸潤
StageⅡ:横隔膜の一側での2つ以上の領域の浸潤
StageⅢ:横隔膜の両側に渡る限局性浸潤
StageⅣ:腫瘍組織の全身びまん性浸潤
また、上記のB症状を認めない場合はStageⅠA、認める場合はStageⅠBなどとなる。
組織学的分類としては、Hodgkin細胞やReed-Sternberg細胞の出現を特徴とするHodgkinリンパ腫と、それらの認められない非Hodgkinリンパ腫に大別される。Hodgkinリンパ腫はリンパ細胞の所見から、リンパ球豊富型、結節硬化型、混合型、リンパ球減少型に分けられ、リンパ球が少ない方が予後が悪い。非Hodgkinリンパ腫も組織所見によって細かく分類されるが、最も多いのはびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、次に濾胞性リンパ腫である。
≪治療≫
Hodgkinリンパ腫は放射線に対する反応も良く、Stageが低い間は放射線も選択される。
化学療法としてはHodgkinリンパ腫でABVD療法が、非Hodgkinリンパ腫ではR-CHOPが選択されることが多いが、標準的な治療法は定まっていない。

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