根拠に基づいた医療
EBM(Evidence-based Medicine)
医療の中、主に治療法の選択において、過去に経験や漠然とした生理学的理論を根拠としていたことを見直し、医療行為の正当性は厳格にコントロールされた実験(主に無作為化二重盲検試験)の結果に基づき判断すべきであるとする考え方。
evidenceのレベル分類
Ⅰa 複数のランダム化比較試験のメタアナリシス
Ⅰb 少なくとも1つのランダム化比較試験
Ⅱa 少なくとも1つの、よくデザインされた非ランダム化比較試験
Ⅱb 少なくとも1つの、他のタイプのよくデザインされた準実験的研究
Ⅲ 比較研究や相関研究、症例対照研究など、よくデザインされた非実験的記述研究
Ⅳ 専門家委員会の報告や意見、あるいは権威者の臨床経験
Ⅴ 専門家の単なる個人的意見
(米国医療政策研究局:Agency for Healthcare Research and Quality:AHRQ)を一部改
EBMの実践手順の5段階
1.目の前の患者に関して臨床上の疑問点を抽出
2.疑問点に関する情報収集・文献検索
3.得られた文献の妥当性を自分自身で批判的に評価
4.文献の結果を目の前の患者に適用
5.自らの医療を批判的に評価する
<厚生省医療技術評価推進検討会報告書(平成11年3月)>
EBMに詳しい方の追記を希望します
関連サイト
あまりくわしくありませんが、関連サイトとして
PubMEDの他
JANCOC(Japanese informal Network for Cochrane Collaboration
等があるようです。もっとよいところがあれば教えてくださ~い。