石灰化上皮腫(毛母腫)

毛包系の良性腫瘍である。
若年者の頭頸部や顔面、上肢に好発する。
骨様に硬い皮内~皮下腫瘤で,辺縁はごつごつとした凹凸を触れる。

臨床


  • 若年者の頭頸部や顔面、上肢に好発する骨様に硬い皮内〜皮下結節で、辺縁はごつごつとした凹凸を触れる。
  • 腫瘍上方の真皮との間に裂隙が生じ、水疱ないし血疱様外観を示すことがある。
  • 潰瘍を形成すると、潰瘍底には黄白色の粒状物が露出する。
  • 筋緊張性ジストロフィーでは、多発することがある。

病理


  • 真皮下層から皮下組織にかけて、不規則に分葉した腫瘍塊が集合し、境界明瞭な病巣を形成する。
  • 腫瘍細胞は好塩基性の毛母細胞、核が濃縮した移行細胞、核が消失した明るい陰影細胞からなる。
  • 表皮囊腫との鑑別を要する。表皮囊腫の場合、表面は平滑で、弾性硬に触れる。

治療


  • 腫瘍辺縁で切除する。

経過・予後


  • 適切に切除すれば再発はない。

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