結節性紅斑

皮下脂肪組織の炎症により、下腿伸側などに有痛性の紅色結節をきたす。
病因は多彩で、溶連菌、結核、Hansen病などの感染アレルギーの他、Behcet病、サルコイドーシス、潰瘍性大腸炎、Crohn病などに合併する。
成人女性に好発し、春・秋に多い。

臨床


  • 下腿伸側に、熱感を伴う有痛性皮下結節が多発する。潰瘍化はない。
  • 全身症状として、発熱、関節痛、倦怠感がみられることがある。

治療


  • 原因疾患があればその治療を行う。
  • 対症的に安静、下肢挙上、患部の冷却、NSAIDs、ヨウ化カリウム内服を行う。
  • 重症例ではステロイド内服を行う。

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