結膜結石

瞼結膜や涙丘に発生する白色からクリーム色の小さな塊。慢性炎症の結果発生する。石灰沈着ではなく、細胞蛋白の変性によって生じた硝子様物質。

【治療】 結膜上皮に覆われている場合、ほとんど違和感を生じないため経過観察でよい。違和感が生じた場合、その違和感が結膜結石によるものであれば摘出する。

点眼麻酔後。注射針や異物針で細隙灯顕微鏡または手術顕微鏡下に圧出、除去。

すべての結石の摘出は出来ないこと、違和感が出現したら摘出を繰り返すことを術前に患者に説明する必要がある。

注目の記事

白内障

病態 白内障とは、眼球内の水晶体が混濁する疾患です。水晶体混濁の増加は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加が指摘されています。白内障で最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。年代 …続きを読む…