脳梗塞(cerebral infarction)
≪病態≫脳動脈の閉塞により、その灌流域が虚血となるために組織が壊死するもの。
≪分類≫
ラクナ梗塞:1.5cm以内の病巣。
心原性梗塞:心疾患を基礎に持ち、心臓にて産生された血栓による梗塞。
アテローム血栓性梗塞:動脈硬化によるプラークが破綻することにより血管を閉塞させる。
≪症状≫
障害される脳の部位により、片麻痺や意識障害など、さまざまな症状をきたす。
≪検査≫
急性期の脳梗塞を判別するためにはMRIを用いるが、まずは脳出血との鑑別をするためにCTを行う。MRIでは拡散強調画像にて梗塞巣の陰影欠損を認める。
≪治療≫
安静、全身管理。
t-PAは発症後4時間半以内にのみ適応がある。