血清療法

ジフテリアや破傷風など微生物の産生する毒素によって起こる病気の治療に、これら毒素の対する抗体(抗毒素)を産生させた動物(例えばウマ)の血清を用いること。また、ヒトに異種動物の血清を注射すると、1~2週間後に、蕁麻疹様発疹、発熱、関節痛、蛋白尿などの症状が現れる。このような症状を血清病と呼ぶ。血清病は主にⅢ型アレルギーであり、初回注射でも起こる危険性はある。

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熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…