野口晴哉

野口晴哉

のぐちはるちか(1911-1976)

東京生まれ。1926年に若干15歳にして、自然健康保持会という健康教室を設立し、東京の入谷で道場を開いた。1927年に整体操法協会を設立して整体という新しい概念を作って、いわゆる医療行為とは区別される、療術という一種の体操的治療方法を普及させた。1956年に文部省の認可を受けて、社団法人整体協会を設立し、治療ではなく体育を志向した健康管理・予防医学の普及活動を行った。1962年に「風邪の効用」、1968年に「整体入門」、1974年に「人間の探求」を著した。正式な医学教育は受けておらず、医師免許も持っていないが、その独自の生命観・疾病論は多くの弟子を生み、整体師という職業を生んだ。

注目の記事

心室中隔欠損症(ventricular septal defect: VSD)

≪疫学・概念≫ 先天性心疾患は出生児の1%ほどが合併する。心室中隔欠損とは心室中隔に欠損校が存在する奇形である。心室中隔は漏斗部中隔、膜様部中隔、肉柱性中隔、流入路中隔の4部分に分けられ、これらの中 …続きを読む…